東京厚生農業協同組合連合会
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〜手作り健康料理レシピのご紹介〜 *以前ご紹介した手作り料理はこちらです。
 
旬の野菜を使った料理です。

旬の野菜には その時期に体が要求する栄養素が豊富に含まれています。春野菜をたっぷり摂って元気はつらつ! 毎日健やかに生活しましょう!!

新玉ねぎは通常の玉ねぎより甘味が多い事が特徴です。新玉ねぎ特有の香りと辛味の素は「硫化アリル」と言われる 成分で、この硫化アリルはビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を盛んにしてくれます。
アスパラガスには体内に吸収されるとアスパラギン酸というアミノ酸に変化するアスパラギンが多く含まれ、 疲労回復・新陳代謝の促進・タンパク質の合成を高めてくれます。また、穂先には毛細血管を丈夫にする働きがある と言われる「ルチン」も多く含まれ、動脈硬化や高血圧予防に効果的とされています。

 〜今回の献立紹介〜

その1
 新玉ねぎとアスパラガスのキッシュ

その2
 春キャベツのサラダ・イタリアンドレッシング

 
  @「新玉ねぎとアスパラガスのキッシュ」
 材料(21cmのパイ皿1枚分)
パイ生地アパレイユ
薄力粉  100g新玉ねぎ  大1個卵(M)    2個
バター    45gバター    20g牛乳     100cc
卵黄(M)  1個塩      適宜生クリーム  50cc
塩  ひとつまみこしょう   〃塩       適宜
水   大さじ2アスパラガス  3本こしょう    〃
スライスチーズ  4枚ナツメッグ  〃
  1. パイ生地を作る。ボールに分量の薄力粉を入れ、バターは1cm角位に切ったものを加え、指先でバターをつぶすようにして混ぜ込んでいく。
  2. 1.に分量の卵黄・塩・水を加えよくこね、ひとまとめにしてボールにラップをして30分程冷蔵庫の中で生地をねかせる。
  3. 新玉ねぎは薄切りにし、バター20gを入れたフライパンでしんなりするまで炒め、塩・こしょうで調味する。
  4. アスパラガスはハカマを除き、根元を切り落としてから薄く皮をむき、縦4分に切り、熱湯で根元のほうから順番に入れゆで、水分をとり、水気を切ったものをさらに縦半分に切る。
  5. ボールにアパレイユの材料を合わせておく。
  6. パイ生地を形成する。ねかせた2.の生地をめん棒でパイ皿より2〜3cm大きめに伸ばし、パイ皿に生地を敷詰め、余分な生地をのぞき、除いた生地はパイ皿の底に上手に敷詰め、フォークで数箇所 空気穴をあける。
  7. 6.の上に3.の冷めた玉ねぎを並べ、上から5.のアパレイユを注ぎ、上にスライスチーズをのせ、最後に 4.のアスパラガスを放射線状にのせる。
  8. 200度に熱したオーブンで20〜30分焼く。
☆層のあるサクサクのパイ生地を作りたい場合は、パイ生地をめん棒での
  ばした後に(6.の工程)また丸めてのばすといった作業を何度か繰り
  返したものをパイ皿に敷くと出来上がりの生地がサクサクです。
☆アスパラガスをゆでる際は、塩を使用せず少な目のお湯でゆでると青
  味が保て、栄養素の放出も最小限に防げます。
 
!キッシュとは!
フランス・ロレーヌ地方に伝わる伝統的なオードブル料理で、パイ生地にチーズや下ごしらえした野菜をのせ、その上にアパレイユ(クリーム)を流し オーブンで焼き上げた料理のことを言います。

次は「春キャベツのサラダ・イタリアンドレッシング」のご紹介です。

春キャベツは葉がやわらかく、みずみずしいのが特徴です。ビタミンCをはじめ、胃酸の分泌を抑え胃腸の新陳代謝 を活発にしてくれるビタミンUと血液の凝固や歯の成長を促進させると言われるビタミンKが含まれています。

◎ビタミンC・Uは水溶性ビタミンで水にさらすと栄養が溶け出してしまいますので、水のさらしすぎには要注意です。
 

  A春きゃべつのサラダ・イタリアンドレッシング
 材料(4人分)
主材料ドレッシングの具ドレッシング液
春きゃべつ 400gミニトマト    3個酢     大さじ3
ロースハム  2枚パセリ     3枝塩     小さじ1
玉ねぎ     60g粗びきこしょう 適宜
オリーブオイル 大さじ3
  1. 春きゃべつは一枚づつ丁寧に洗い、芯は除いておく。
  2. ビニール袋に1.の春きゃべつを手でひと口大にちぎりながら入れ、レンジ(600W)に3分程かけ、ザルにあげ水気を切って冷ましておく。
  3. ロースハムは3〜4cm長さの千切りにする。
  4. ミニトマトは湯むきし、みじん切りにしておく。
  5. パセリは葉をきれいに洗い、粗みじん切りにし、しばらく水にさらしてアクを除き、水気をきっておく。
  6. 玉ねぎはみじん切りにし、しばらく水にさらし、水気を切っておく。
  7. ドレッシングは、ボールに酢・塩・粗びきこしょうを合わせ、泡立て器で攪拌しながらオリーブオイルを少量づつ落としていく。 すべてのオリーブオイルが入ったら泡立て器でさらによく攪拌し、4.のミニトマト、5.のパセリ、6.の玉ねぎを加え混ぜる。
  8. 食べる直前に7.のドレッシングに1.の春きゃべつ、3.のロースハムを和えお皿に盛る。
☆きゃべつはレンジを使って調理することにより量が減り、生で食べるより
  多く摂取できます。また、ゆでて調理する場合とくらべてビタミンの放出
  を防ぐことができます。
☆ドレッシングを使う時は分離を防ぐためにも、必ずオイル類は最後に泡
  立て器で攪拌しながら加えましょう。こうすることで ふっくらとしたドレッ
  シングが完成します。
☆必ず ドレッシングは食べる直前に和えるようにしましょう。

 
© 2003 JA東京健康管理センター