東京厚生農業協同組合連合会
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〜手作り健康料理レシピのご紹介〜 *以前ご紹介した手作り料理はこちらです。
◎当会のオリジナルレシピですので、転載等される場合は、必ずご一報ください。◎
 


 高血圧とは、血圧が高い状態が続く事で、血液を無理に送り出すため、心臓に大きな負担がかかります。
 また、常に血管に強い圧力がかかり、血管が傷ついたり硬くなったり弾力性が失われてしまいます(動脈硬化)。
 高血圧が進行してしまう原因は、遺伝や老化だけでなく、ストレスや運動不足、食生活の乱れ、過度の飲酒などの 生活習慣が関係しています。自覚症状がないまま、徐々に合併症が進行してしまう場合もありますので、予防のために 日頃から食生活の改善が大切です。

高血圧予防のため、塩分の1日の摂取量は、男性10g未満、女性8g未満に心がけましょう。
(食事制限のある方は、医師に相談しましょう。)

その1 ふきの炊き込みごはん

 春の香りたっぷりの具だくさんごはんです。味付けは控えめですが、具を炊き込む前に炒めることで香ばしい 風味が加わり、コクが出ます。さらに、ごはんをだし汁で炊くことも薄味の物足りなさをカバーするポイントです。
 食物繊維がたっぷりの野菜をよくかんで食べれば満腹感を得られ、食べ過ぎ防止にもなります。 肥満予防は高血圧の予防にもつながります。
 
         
  @「ふきの炊き込みごはん」
 材料 (4人分)          1人分:326kcal、塩分量1.1g
        
米           2合たけのこ水煮      140g
だし汁       360ccにんじん        1/4本
塩       小さじ1/3油揚げ         1/2枚
-サラダ油          少々
ふき         160gしょうゆ        小さじ2
塩          適宜酒             大さじ2
-白いりごま       大さじ1
  1. 米は洗い、ざるに上げて水気を切る。
  2. ふきは鍋に入る長さに切り、まな板の上で塩をふって板ずりする。塩がついたままたっぷりの熱湯でさっとゆでて水に取り、筋を取ったら斜めに切る。
  3. たけのことにんじんは短冊に切る。油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、縦半分の細切りにする。
  4. フライパンに油をひき、3.を炒める。途中ふきを加え、しょうゆと酒で調味する。
  5. 炊飯器に米とだし汁、塩を入れてさっと混ぜる。上に炒めた具をのせ、普通に炊く。炊き上がったら器に盛り、いりごまをふる。
☆ふきはアクが強いので、塩ずりし、下ゆでをしてから使いましょう。
☆うるち米ともち米を1:1の割合で炊くと、おこわのような食感が
 楽しめます。




その2 いわしと新玉ねぎのさっぱりマリネ

 高血圧の予防の一つとして、青背の魚(いわし、さんま、あじ)がおすすめです。
 これらの魚には良質な脂肪酸(不飽和脂肪酸)が豊富に含まれており、血液中の悪玉コレステロール(LDL)を減らし、逆に善玉コレステロール(HDL)を増やし、血液を サラサラにする働きがあります。また、一緒に加えた玉ねぎにも同様に、善玉コレステロールを増やす作用があります。
 ドレッシングにわさびの風味をきかせることにより、塩分を控えてもおいしく食べることができます。香味野菜の味を生かす のも、減塩の工夫の1つです。
 
              
  A「いわしと玉ねぎのさっぱりマリネ」
 材料(4人分)          1人分:185kcal,塩分量:0.9g

新玉ねぎ       2/3個[ドレッシング]
かいわれ大根    1/3袋サラダ油     大さじ1・1/2
削り節           3g酢            小さじ2
いわし(開いた物)大3切れしょうゆ      小さじ1・1/2
塩            少々塩              少々
こしょう         少々砂糖            少々
小麦粉     大さじ1・1/2練りわさび         少々
サラダ油       小さじ2-
  1. 新玉ねぎは薄切りにし、しばらく水に浸しておく。かいわれは根を落としてよく洗う。 新玉ねぎ・かいわれは水分を切り、かつお節を加え混ぜる。
  2. いわしは、1匹を食べやすい大きさに切り、塩・こしょうをし小麦粉を薄くまぶす。
  3. フライパンにサラダ油を入れて熱し、いわしを両面、色よく焼く。
  4. ボールにドレッシングの材料を入れ、よく混ぜ合わせる。
  5. お皿に、いわしと1.の野菜を盛り付け、上からドレッシングをかける。
☆かいわれ大根やわさびの風味で、いわしの臭みが消え、さっぱりと
 した一品になります。




その3 いちご大福

 いちごや柑橘類・バナナなどの果物や、野菜・芋類に含まれる”カリウム”は、食事から摂取した余分な塩分 を体外に排泄する働きがあります。特にこのカリウムは水溶性の成分で、水に浸し過ぎたり、ゆで過ぎてしまうと、カリウム本来の 成分が失われてしまいます。
 今回のように生で食べることが出来る果物は、カリウムを損失することなく摂取でき、おすすめの食材です。

 
  B「いちご大福」
 材料(4個分)            1個:97kcal 塩分量:微量
      
いちご      中4個白玉粉      50g
こしあん      80g砂糖        20g
-水         85cc
-片栗粉      25g
  1. いちごはへたを切り落とし、水洗いをしてよく水分を拭きとっておく。
  2. 1/4量のこしあんをラップに平たく広げ、いちごをあんこで包む。(いちごの先端は見えるようにして包むと出来上がりがきれいです。)
  3. 鍋に白玉粉・砂糖・水を入れる。木べらでかき混ぜながら弱火にかけ、餅が透き通ってくるまで加熱する。
  4. まな板にラップを敷き、片栗粉(打ち粉)を広げておく。3.の餅を鍋から出し、しばらく冷ましてから、4等分に切り分ける。
  5. 手に片栗粉を付け、餅を円形に伸ばし、その上にいちごの先端がくるようにしてのせ、餅生地のふちを引き寄せるようにして口を閉じ、形を整える。
☆餅の粗熱を取ってから包むと、形が崩れにくく包みやすいです。




 
 
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